民泊を始める方に「和のインテリアシリーズ」菱文

800%e9%99%b3%e3%81%95%e3%82%93%e5%92%8c%e3%81%ae%e9%83%a8%e5%b1%8b2-2

 

日本の帯や着物の柄は美しくしれをインテリアに取り入れたいとズーと思ってきました。そこから、留袖の着物に帯と家紋をつけた特許出願商品の「カーテン侍」シリーズを7月に新発売し、JAPANTEX2016で展示いたしました。出展品の中で「帯のタペストリー」は銅賞を受賞することができました。

洋室の窓「侍カーテン」にかけるだけで和の演出ができます。民泊を始める方に、また和のインテリアを楽しみたい方に「和のインテリアシリーズ」を提案をしています。

着物や帯の美しい柄はそれぞれ呼び名や意味があります。それを在庫柄の中から紹介していきたいと思っています。

本日は「カーテン侍」シリーズから「菱文」の紹介をします。

90%ef%bc%90%e5%af%bf%e8%8f%b1%e5%bd%a2%e6%9c%b1%e5%94%90%e7%b4%8b%e6%a7%98

菱文:右斜め、左斜めの平行線が交差したところにできる形が菱形。ひな祭りの菱餅の形である。菱文は縄文時代から土器に刻まれていて、まさに自然発生的に生じた幾何学文であろう。後に菱文と名がついたのは、その形が菱の実に似ているから。平安時代に装束の文様として菱形は展開され、菱の中を四つ割りにした「幸菱」平行線を三重にして襷にみたてた「三重襷」などが有識文としてある。菱文は平行線が続く連続文様を基本にしているが、一個の菱形だけでも成り立ち、さらには動植物の文様を菱形に意匠した形も出てくるなど、その形態種類は限りない。幾何学文ゆえ、基本的には季節に関わりなく用いる。

出典:きもの文様図鑑